看護師のストレス要因「常に時間に追われている感覚」

看護師のストレス要因3〜常に時間に追われている〜

看護師の必須アイテムは、時計?

 医療は時間に対して厳しい世界です。まず患者の処置や治療に関して時間的に決められているものが多く、他にも病院運営上の問題として時間で手術の入室や当直との切り替え、看護師の交代があるからです。ですから、看護師の仕事をする上での必須アイテムは聴診器(ステート)ではなく、実は時計であると言えるでしょう。
 例えば、「何時に○○をしなくてはならない」というものがあります。バイタルサインやレベルチェック、点滴や尿量チェック、検査・手術出し、ムンテラ、次の勤務者への申し送り…こんな具合で、時間にしばられているのです。しかし、実際はその時間にやりたいことができるものではありません。トイレ介助を頼まれたり、患者家族に呼ばれたり、ひどい場合には患者がベッドから落ちていたり…想定外のことをこなしながら、決められた時間でやるべきことをこなさなければならないのです。

タイマーと友達になろう

看護師の業務の中には、時間で決められているといっても、時間ピッタリでなければいけないものから、おおよそこの時間という程度のものまで幅があります。ですから、その中で優先順位を決めて回ります。「優先順位を考えなさい!」と怒られたことのある人も多いでしょう。
そこで使って欲しいのが、タイマー。中でもクリップタイプのタイマーは、とても便利です。通販でもかわいいタイマーをたくさん取り扱っていますから見てみてください。服につけられる、小さなクリップタイプのものがよいでしょう。
なぜクリップタイプがよいのでしょうか?それは、ワゴンや必要なことを書いた板を手放していても、使えるからです。トイレ介助やナースステーションに走って何かを取りに行く際など、手ぶらになってしまうことは意外に多いもの。そんなときにぱっと患者から声をかけられると、メモもとれません。そんな時にタイマーをピピッとセット。おおよそ今やっていることが終わりそうな時間(3分後とか)にセットするのです。そうすると、次のことに手をつけてしまいそうな時に、「○○さんに△△を頼まれていた」ということを思い出すことができます。
また、「15分後に点滴が終わりそうだ」と思ったら、それも少し早めにタイマーをセット。他のことをしている最中に点滴が終わったと呼ばれることがありません。

無駄な動きをしなくて済むようになります。

時間はぼーっとしていては、ただ過ぎ去ってしまいます。看護の仕事はとにかく時間に厳しい仕事です。処置だけではなく、患者を待たせている時間も厳しく問われます。ですから、優先順位をつけ、無駄な動きをせず、かつ問題になる前に先回りして問題の種を積んでおくということも必要です。
 勤務中は時間に追われている感覚が、常に付きまといます。それは仕方のないことかもしれません。けれども、少しでも切迫感につぶされないようにしつつ、上手に時間を管理する工夫をしてみるといいかもしれません。あなたにあった時間管理法やグッズを見つけてみましょう。